レディニンジャの忍法帖

北の方に忍んでます、音楽・映画・本・アートなんかが好きです

2020/9/7-9/13 ブルース・リークローン軍団の逆襲

2020年9月13日(日)
7/3~青森松竹アムゼ、8/21~フォーラム八戸と2館に渡ってキャッキャと鑑賞してきたブルース・リー4Kリマスター復活祭も9/17までとなり、上映時間の絡みで私は今日が最終日。やっぱり行くのです、行かずにいられようか!午後からフォーラムへ。「ドラゴンへの道」→「死亡遊戯」と続けて鑑賞、名残惜しくもファイナルをキメました。生まれて初めて映画館で体験したブルース・リーはものすごく速くって強くってしなやかでチャーミングでかっこよくて素敵だった!カンフー系アクション映画の魅力にも目覚めたし、SNSでブルースファンの人たちと交流するのも楽しかった。今年はコロナ禍のせいで夏なのにフェスもお祭りも旅行もダメで消沈してたけど、この祭のおかげで楽しい事増えたし頑張れたな~、ホント良かった。
それはそうと、「死亡遊戯」に気になる事が。ブルース・リーのダブルを演じるタン・ロンのトラックスーツのお尻!下着のパンツ線がくっきりと!!いや~ん!ブルースならこんなヘマしないのに。スニーカーが合ってないこともあり、私は鏡のシーンの雑コラよりもずっと気になるのです。でもタン・ロンはブルース・リークローン軍団の中でも一番お気に入りだし、この映画の撮影の時はまだ右も左もわからない素人だったと思われるので許してあげようか(好きな子にはやさしいの)。
 帰宅してから久しぶりに自作ご飯と作り置き、会社の人から野菜をたくさんいただいたので消費せねば。バーベキューの時食べきれなかったステーキ肉も二枚焼く。一枚は夕食、もう一枚は明日のお弁当よ~♪家事はあまり好きじゃないのだが、自作ご飯はやっぱり一番飽きずに食べられる。

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2020年9月12日(土)
私の部屋は薄暗い。朝薄暗い中お化粧して明るいところに出てびっくり!てこともたまにある。今朝出勤時に車のルームミラーを見て仰天!眉毛がぶっとくなっているではないか?!昨夜の余韻でチャン・クォックワンに無意識に寄せようとしたのだろうか?違う、そうじゃないオレ!そこは寄せなくていいオレ!ひとまず前髪で隠す。
うちの会社は管理職は土曜日あんまり休めないの、ブラックだから。出勤したものの体調もイマイチで気分が乗らない。最近酒量が増えてるせいか、スーパーのお惣菜やコンビニご飯ばっかりだからか…多分両方が原因、9月だというのに熱帯夜があったりで夜よく眠れてないのも関係あるかな。微弱な頭痛を抱えたまま15時退社(土曜は割と時間が自由)でフォーラムへ、そう!今日も行きますよ~!!車でFM聞いてたらしょこたんが出てるアニソンの番組で「死亡の塔」について語ってる!“ボビー・ローと女の子が部屋で抱き合っている時に、窓からライオンの着ぐるみの刺客が飛び込んでくるのだが、それが本当のライオンのつもりなのかはたまた着ぐるみのテイなのか、分からなくてすごくクレイジーな場面”といったような内容。しょこたん!同志よ!!タイムリーな話題で頭痛もなんだか和らぐ。
 
今日は「死亡遊戯」、このメインテーマ大好き。ブルース・リーの死後に残されていた未発表映像を使用して作られた作品のため、本人は終盤13分間のファイトシーンしか出てこない。それなのにこの映画、見れば見るほど味わい深い。スクリーンで見るのは3回目だし、DVDならもう10回以上は見てるけどますます楽しめる。ブルースの不在をスクリーンから感じさせないように、制作側が知恵を絞って苦労を重ねて終盤のブルース本人のシーンへつなげていく…気合いと執念。作ってる側のブルース愛をバリバリ感じる。当初ブルースが作ろうとしていた作品とはだいぶ違うだろうと思うけど、やっぱりこれも堂々ブルース・リーの映画だよね~。ENDの画面のあと、目を閉じれば風間健の「フォーエバー・ブルースリー」が聞こえてくるようになっちゃったよ!いよいよ末期症状??
 ジムにも行きたかったけどやっぱりそのまま帰宅。早く寝ればいいのにフォロワーさんがツイートしてるのを見かけて、以前から気になってたジャッキー・チェンが出てる映画「ドラゴン特攻隊」をアマゾンプライムで見てしまう。なんじゃこのドタバタおバカ映画?オモシロ~!これまでカンフー系アクション映画をほとんど見ないで来てしまったことを後悔するほど、このジャンルはバカ(誉め言葉よ)で溢れている!大の大人が寄ってたかって本気でバカやってるなんて最高じゃないの。
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2020年9月11日(金)
わが街の映画館では本日より!「イップマン完結」上映開始。ええ、もちろん今日も行くのですよフォーラムへ。
シリーズの1作目の敵は日本人、2作目はイギリス人、3作目は地上げ屋ときて、今回はサンフランシスコの移民局と米国海兵隊が相手とは!?実際はイップマンがブルース・リーをたずねてアメリカを訪れたことはないようですが、これは「もしも…」シリーズね!チャン・クォックワンが演じるブルース・リーがとにかく素敵、すっごくいい!!チャン・クォックワンを見ているのにますますブルース・リーの事好きになっちゃったし、もう、なんか恋しそう!(ブルース・リーに)
その後は“えぇ~、もうブルース出てこないのかな~?”とか少々気もそぞろで見てたのですが、今作はアメリカでの人種差別問題がテーマで近頃のblack lives matterにも通ずる、白人至上主義を掲げる理不尽なアメリカ人に立ち向かう人たち。この映画シリーズ全編通して人間の調和とか尊厳とかそういう大きい主題で揺さぶってくるんだよね。やっぱり途中から涙こみあげてきた、すかさず用意してきたハンカチを取り出す(ぬかりなし)。
ドニー・イェンはイップマン役がすごくはまってて当たり役だと思うのだけど、どうもイップ師匠の"人格者”ってイメージが強くなりすぎて。チンピラっぽい役も見たいな、相手を口汚くののしったりブチ切れたりするドニーさんを見てみたい。もっと若いころの映画はどうなんだろう?アンディ・ラウと共演している「追龍」は香港ノワールって触れ込みでガラが悪そうで期待してるけどここでの上映無いみたい、早くDVDにならないかな~?あとこのシリーズのスピンオフでチャン・クォックワンが演じるブルース・リーのストーリーとか作らないかな~?(それは最早ブルース・リーの伝記映画だろう?!スピンオフで作る必要もなかろうて) こんなに素敵なブルースだなんて、今までチャン・クォックワンをノーマークだったのは不覚でした!出演作を見てみるわ!「少林サッカー」は確か20年ぐらい前に見たけどまた見返してみるわ!!
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2020年9月10日(木)
来る日も来る日も映画館ばかり行っていてすっかりジムをさぼっております、お腹がポニョってきた。今日は行かなきゃ、と思っていたのだけどいまいちのらないので会社からまっすぐ帰宅。こないだYoutubeで見つけた「ブルース・リの復讐」(英題:Bruce Strikes Back/The Ninja Strikes Back)を見てみる。ブルース・リってなんかえぐみのある俳優さんだね、嫌いじゃないけど(笑)。山菜に例えると…ワラビ!ボロヤンやウォン・チェン・リー、カサノヴァ・ウォンという豪華なメンツを揃えておきながら、なんだこのC級ズブズブ感!色んな映画のパロディシーンがふんだんに登場し、パイオツの登場回数も無意味に多い。なかなか興味深い作品なのですが、力尽きてラストファイトを見ずして就寝。せめて字幕か吹替があれば…おつかれちゃん。
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2020年9月9日(水)
今日は仕事帰りに「ドラゴンへの道」を見に八戸フォーラムへ。なぜかあまりドラ道には思い入れができずにいる、なぜだろう?いい映画だとは思うんだけどね~、やっぱりラスボスがチャック・ノリスってのが原因かも。チャック・ノリスはどっからどう見ても悪人ぽくない、郊外のおうちで芝生にビニールプールで子供たちと遊んでるマイホームパパ像しか浮かばないもの、悪役が悪そうじゃないといまいち感情移入しずらいんだよ。しかしブルースの田舎っぺ演技すごいわ~、顎上げる角度からニカッと笑う様子からしぐさやしゃべり方まですっかり田舎者。すごい観察力&演技力ですよ!ブルースの表情、このドン百姓パートとファイトシーンの切替わりがすごいな~。ラストのシーンなんかは勝新座頭市を参考にしているそうだけど、この作品と怒りの鉄拳はなんとなく時代劇っぽいテイストを感じる。でも他のカンフー映画や時代劇をもっと見ないとどの部分がそうなのかをうまく説明できない、悔しいな~。

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2020年9月8日(火)
3月の終わりに注文して、7月発売だというのに来る日も来る日も届かない米ライノリリースのFun House 50th Anniversary Delux Edition Boxがやっと!やっと!!クロネコメンバーズの不在メールで!!!?いつも置き配の張り紙してるのに?不在??職場からの帰りがけに急いで連絡してクロネコセンターへ引き取りに…知りませんでした、輸入品は受け取るときに消費税を払わなきゃならないのね?高い買い物して高い送料払ったのに、さらに2400円カツアゲされた気分、ちぇっ。
でも段ボールも緩衝材も専用のロゴやプリントで超かっこいいし、開けてびっくり、大満足。箱も中身もすごく重厚なつくりで付属品のクオリティも申し分ない、これは宝物になるね!!レコードはこれからゆっくりじっくり聴こう。
そんなこんなでバタバタしちゃって若尾文子映画祭は今日はパス。明日明後日はリーを見る予定だし、昨日の「越前竹人形」でラストになっちゃった。上映作品21本中10本鑑賞、勝ち越しならず。悔しいからもうKADOKAWAのサブスク契約しちゃうつもり。やっぱりこの時代の映画は味わって何度でも見たいもの。
 
SNSで流れてきた、ゴールデン・カップスのマモル・マヌーが亡くなったって。71歳、結構早いよね。私も残りあと20年ぐらいしか生きられないだろうから、やっぱり好きな事ややりたい事を思いっきりやり切って死にたい。
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2020年9月7日(月)
う~ん、やっぱり疲れてる。頭の芯が重い気がする。しかしそれでも今日も会社帰りにフォーラム、10アヤコ目は「越前竹人形」。宮川一夫撮影による白黒の映像の美しさ。竹林、百合の花、若尾文子、モノクロだというのに一つ一つが色彩を持っていてほんとにきれい。
心は通い合っているのに結ばれない男女、男のわだかまりが解けてこれからという時に、女が過去に一度犯した過ちのせいで取り返しのつかないことになってしまう…子供の頃にテレビで見た「日本むかし話」の二話目にたまに登場する悲しくてやるせないストーリーみたいな映画だった。西村晃の下衆っぷりがこの映画でも冴えてた!この時代の西村晃って、下衆というかクズというかしょうもない人間を演じさせたらピカ一だもんな~、後年この人が水戸黄門を演じるなんてこの頃は誰も思ってなかったでしょう。それと昭和三十八年の中村玉緒がすでにあのキャラだったのが驚き!もう完成されていたのよ!!
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